夏の食中毒と介護施設で気を付けること

2022年5月11日

2022年5月11日水曜日

皆さん、こんにちは!
Freppa(フレッパ)広報担当です!

気温の上昇と共に、夏が近づいてきていることが、
肌で感じて分かる様になってきましたね
夏は人々が一番活発になる季節でもあります。

遠出をするも良し、屋外で過ごすのも良し、
室内でスポーツなどをするのも良しです。
冬には冬のスポーツがありますが、
やはり外で活発に動ける夏場が運動には最適です。

そんな活発に動ける夏場ですが、注意することも多くあります。
海では海難事故が起きたり、人出増加に伴い交通事故が増えたり、
コロナウイルスの感染者数が増えたりと、様々な問題があります。
本日はその中で食に関わる、「食中毒」問題をテーマにしていきます。

☆食中毒とは☆
食中毒とは、細菌やウイルスなど有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、
腹痛や発熱、吐き気などの症状が出ることを指します。
キノコやフグなど元から有害な物質を多く含んでいる食べ物もあれば、
賞味期限切れ、常温放置などにより、本来は食べれる食べ物に、
有害な物質が増殖してしまうケースなどもあります。

食中毒の大きな分類としては、「O-157」「サルモネラ菌」「ノロウイルス」などが挙げられます。
食中毒は単体で起きるものではなく、菌に感染した食べ物を食べた全員に起きる症状なので、
集団感染するケースが非常に高いです。
特に飲食店などで発生した場合は、多くのお客様が発症するケースが多く、
飲食店や食品会社などでは、食中毒が起きない様に、食品の保管などは厳重にしています。

☆食中毒予防☆
食中毒を予防する為に最重要なのは3点です。
1点目「手洗いをすること」
これは、料理をする上での基本です。
菌の多くは、外から持ってくるものになるので、
この手洗いを徹底していれば、食中毒の可能性は大幅に減少します。

2点目「食品をよく洗うこと」
これも、料理の基本となります。
購入した食材には当然菌が付着しているので、
調理前には良く洗い、菌を持ち込まないことが重要です。

3点目「食材を十分に加熱すること」
1、2点目でどれだけ菌を減らしたとしても、
保管している中で菌が増殖する可能性もある為、
一定の温度以上での加熱をすることで殺菌することができます。

また、保管についても、冷蔵や冷凍などで保管し、
常温や高湿度環境での保管を避けることで菌の増殖は防げますが、
完全に菌の増殖を無くすことはできない為、
十分な加熱が最終的に必要となります。

☆老人介護施設での食中毒☆
通常の食中毒も十分に危険ですが、高齢者施設となると、
免疫力の低下した高齢者が食中毒になる為、
重篤な状態に陥るリスクが非常に高いです。

施設の調理スタッフは、動作の合間でこまめな洗浄が必要になる上に、
生肉や魚などは包丁やまな板をそれぞれ変えて使用し、
一つの食材を調理する毎に交換が必要になります。
いくら十分な加熱をしたとしても、
生肉を調理した道具をそのまま使用すると、
菌が付着してしまう為、生肉と生野菜と調理済み食材のカットは、
それぞれ別の道具を使う必要があります。
また、使用後はアルコールにつけておくなどの洗浄も必要です。
高齢者施設では、きざみやミキサー食などの対応もあり、
調理スタッフ以外にも、一般介護職員がハサミを使って、刻み対応をするケースもある為、
手洗いやハサミの洗浄などにも注意が必要です。

食べ残しなどを自室に持ち帰ったり、夕食でもう一度出すなど、
本来の提供時間が過ぎた食材を使用すると、食中毒のリスクが高まります。

家族や知人などからお見舞い品として頂いたものを、
入居者がそのまま忘れて置いてあったりすることもあるので、
一部の施設では、介護職員が巡回時に、
お見舞い品の保管方法や賞味期限などを確認し、
食中毒のリスクが無いかなども配慮していることがあります。

以上の様に介護施設では、食中毒に対して、より一層厳しく対処しなければいけない為、
自前調理から、パック給食の利用や委託するケースが多くあります。
給食を完全外注してしまえば、食中毒のリスクが無く、
手間も省ける為、施設からすれば、メリットしかありません。

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