冷凍食品のメリット・デメリット

2022年4月21日

2022年4月21日木曜日

皆さん、こんにちは!
Freppa(フレッパ)広報担当です!

日本の食品技術は、常に進化を遂げています。
つい最近までは、実現不可能だったものが、
技術の進歩により、続々と登場しています。

最近だと「生ビール缶」なるものが出ていますね
缶ビールなのに、生ビールと同じ様な泡が出来るなど・・・
日本の食品技術の向上は凄まじいものです。

弊社に関係するところで言えば、「冷凍技術」です。
弊社のパック給食はチルド(冷蔵)タイプとなっていますが、
同時に桑園工場では、冷凍惣菜なども取り扱っています。

本日はこの「冷凍食品」についてご紹介していきますね

☆冷凍食品の定義とは
冷凍食品の定義として一番大事なものは「急速凍結していること」です。
これは単に冷凍庫に入れただけでは実現できません。
専用の機械を通すことで、食品の温度を急速に下げることができます。
これにより、食品の組織を壊すことなく、冷凍することが可能です。
組織が壊れることが無ければ、品質劣化も防ぐことができます。

続いては「前処理していること」です。
これは皆さんご存知かと思いますが、冷凍食品は温めるだけで食べることができます。
その為、お魚などは予めカットしてあったり、味付けや焼く処理なども済んだ
調理済みの料理を急速凍結しているのです。
これにより、消費者は温めたり、揚げるだけで食べることができます。

続いては「適切に包装していること」です。
これは冷凍食品に関わらず、全ての食品に言えることですが、
正しい包装や梱包がされていなければ、食品を販売することはできません。
冷蔵品であれば、販売前に穴が空いていたり、形が歪であったりと気付けますが、
冷凍は凍ってしまっている為、形の変化などが分かりません。
また、穴が空いていたとしても、凍ってしまっている為、一見気づきません。
ご家庭に届いて、穴から汁が漏れたりして発覚するケースも多々あります。
弊社で取り扱っている冷凍惣菜でも、この穴が空くことを「ピンホール」と呼び、
冷凍商品ならではの問題として、常に注意をしています。

最後は「-18℃以下で保管していること」です。
生産・貯蔵・輸送・販売などの各段階で常に-18℃以下で保管する必要があります。
もし、-18℃以上になった場合は、その商品は冷凍食品として販売できなくなってしまいます。

☆冷凍食品の区分
冷凍食品の中にも、食べる前に加熱を必要としない「無加熱摂取冷凍食品」や
切り身やむき身を冷凍した「生食用冷凍鮮魚介類」、
凍結前は未加熱または一部加熱済みで、食べる前に加熱が必要な「加熱後摂取冷凍食品(凍結前未加熱)」、
凍結前に加熱済みで、食べる前に更に加熱が必要な「加熱後摂取冷凍食品(凍結前加熱済)」などがあります。
どれが良いなどの品質の差は無く、あくまで冷凍前後の調理工程によって分けられる区分です。

☆冷凍食品の保管方法
通常であれば、食品の一括表示内で保管方法が明記されていますが、
食品衛生法では、「有害微生物が増殖できない-15℃以下」を基準と定めています。
また、一般社団法人日本冷凍食品協会では
「-18℃以下で保存すれば、約1年間ほぼ元の品質を維持できる」ともされています。
その為、適切な冷凍温度を保てれば、1年程度はそのままにしておけるということです。

☆冷凍食品のデメリット
冷凍食品は長く持たせることができますが、当然デメリットもあります。
まずは冷凍庫内の場所を取ってしまうことです。
賞味期限が長い為、ついつい買い込んでしまいがちですよね
ご家庭の冷凍庫はそこまで大きくは無い為、場所を取りやすくなります。
また、金額についても冷蔵の物を買うよりも、比較的高い値段となってしまいます。

そして、いくら冷凍だからといっても、ゆっくりと温めをしてしまうと
水分がにじみ出てしまい、食品の味が薄くなってしまうケースがあります。
これは冷凍と冷蔵で一番の違いになりますね

以上が冷凍食品についてのご紹介となります。
便利な冷凍食品ですが、デメリットもある為、注意は必要ですね
また、長期保存をするために保存料だとを使用している食品もあります。
全てが悪いわけではありませんが、何事も過剰摂取には注意してください。

 

 

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