HACCPとISO22000

2022年3月7日

2022年3月7日月曜日

皆さん、こんにちは!
Freppa(フレッパ)広報担当です!

皆様HACCPとISO22000をご存知ですか?
どちらも衛生管理の手法についてのキーワードとなります。

まずは「HACCP」から説明をします。
HACCPは「ハサップ」と呼び、アメリカ発祥の食品の衛生管理手法です。
食品製造工程毎に微生物汚染や異物混入などの危害が発生する要因を分析し、
特に重要な工程を継続して監視することにより、食品の安全性を担保しています。

現在食品製造会社などは取得を義務化されており、
弊社でもHACCPは既に取得済みとなります。

続いて「ISO22000」についてご紹介します。
「食品安全マネジメントシステム フードチェーンの組織に対する要求事項」と定義されています。
HACCPを基礎とし、ISO9001も取り入れた食品安全の国際規格です。

ISO22000の対象は、製造過程だけでなく、農業や漁業といった製造前段階に
関わる事業や小売業などの製造後に関わる事業についても、
ISO22000の対象範囲となります。

簡単に言ってしまえば、HACCPを基礎とし、
その前後までをISO22000がフォローしている様な形です。
HACCPは義務化されていますが、ISO22000は義務化されておらず、
取得している企業様は、衛生に絶対の自信があるとも言えます。

※ISO9001
品質マネジメントシステムの国際規格
品質の良い製品の生産を維持し、顧客満足度を上げることを目標としている。

それでは、HACCPとISO22000の違いについて説明をします。
一見食品の安全管理という意味では同様ですが、それぞれは全く異なります。

HACCPは食品衛生管理の考え方であり、運用方法については、
その企業様の規模や製品、業態によって異なります。
一方でISO22000は、食品安全マネジメントシステムの国際規格で、
満たさなければならない要求事項が明示されています。
その要求事項をクリアしなければいけない為、ハードルはかなり上がっています。
食品の製造過程以外についても、その管理対象となっています。

HACCPは、事業者毎に数年に1回のペースで更新が必要であり、
費用としては、10~20万円が掛かります。
また、初回の導入には、人件費と審査費用が掛かります。
事業規模によって大きく異なりますが、
50~100万円前後と見積もっておく必要があります。

ISO22000は、HACCPプランや従業員数、取扱製品によって異なります。
20~30人の食品工場を一例として挙げるならば、
初年度認証登録に120万円
次年度以降は、年50万円
4年目以降は、年70万円
また、取得する為に食品衛生のコンサルを雇う場合には、
別途費用が掛かってしまいます。
但し、費用を掛けた分、お客様からの信頼度が上がる為、
より多くのお客様と契約できるケースがあります。

この様に衛生管理にも色々な基準があり、
各社で取り組み方が異なるので、もし食品会社様との取引がある際には、
会社様のHP情報などから取得状況を確認してみてください。

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