介護食の種類や特徴

2022年5月17日

2022年5月17日火曜日

皆さん、こんにちは!
Freppa(フレッパ)広報担当です!

弊社では、毎日高齢者施設の利用者様へ
給食の提供を行っております。
給食の内容についても、高齢者様が食べやすい様に、
細かく刻んだものや、やわらかい仕上がりにしたものとなっており、
世間一般的には「高齢者食」と呼ばれる様なものです。

ここで「介護食ではないの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
「高齢者食」は、高齢者が食べやすい様に工夫した食事を指し、
「介護食」は、食べやすい様に加工した食事を指します。
殆ど一緒の意味合いですが、「介護食」にはいくつかの種類があります。

本日はこの「介護食」の種類や特徴を皆さんにご紹介します!

☆きざみ食☆
食材を細かくカットして食べやすく刻んだものになります。
歯が無かったり、入れ歯が合わなかったり、噛む力が強くない人向けに
細かく刻んだ食材にすることで、食事量を変えずに食べることができます。
刻み過ぎても食感が無くなってしまう為、
個々に合わせて「〇cm刻み」などを指定するケースが多いです。

但し、焼き魚などの水分が少ない食材は、
細かくすると喉を通りにくくなってしまう恐れがある為、
出汁やスープで水分をつけて、通りやすくさせる必要があります。

☆ソフト食(軟菜食)☆
歯茎や舌でつぶせるぐらいの柔らかさに仕上げた食事です。
噛む力や飲み込み力が弱い方に向いた食事です。
食材の形や色が変わらない為、食欲がわきやすく、非常に食べやすい方法ですが、
茹で時間が長くなったりと調理に手間が掛かってしまいます。
茹で時間を変えずに野菜の繊維を断ち切ったり、圧力鍋を利用するなどして、
調理方法を改善することで柔らかくする技術も必要となります。

☆ムース食☆
柔らかく調理した食材をミキサーなどですりつぶし、
とろみ剤や型などを使って成型した食事のことです。
ソフト食とほぼ同じ形態となります。
自由に型を作ることができる為、食欲を損なわず、
噛む力や飲み込み力が弱い方でも簡単に摂ることができます。

最近ではネット通販の「介護食」部門で、
冷凍のムース食なども販売されており、
非常に注文しやすい様になってきています。

☆ゼリー食☆
普通食やソフト食などをペースト状にしてから、
ゼラチンや寒天、でんぷんなどでゼリー状に固めたものです。
ゼリーの様に喉滑りがよく、口内で潰さなくても飲み込むことができます。
食べる人の状態に合わせて、水分量や固さなどを調節することができる為、
非常に満足度の高く、飲み込み力や噛む力がすごく衰えていても、
簡単に食べることのできる食事形態です。

☆ミキサー食☆

通常の食事に出しやスープを加え、ミキサーでポタージュ状に仕上げたものです。
噛む力や飲み込み力が無くても、水を飲む様に食べることができます。
但し、ミキサー食は非常にむせやすく、咳き込むことがあります。
とろみ剤で粘度を程よくするなどの調整や、
見た目が良くない為、提供の盛り付けや雰囲気にも気を付ける必要があります。

 

介護食の選び方については、UDF(ユニバーサルデザインフード)の介護食区分に沿った食事を選ぶことが重要です。
UDFでは、噛みやすさや歯茎での潰しやすさ、舌での潰しやすさ、噛まなくても良い食事などの区分で、
利用者と一番適した食事形態を選び、提供できる様になっています。

美味しさやコストも重要ですが、
それは「食べられる」という大前提があってのものです。
まずは利用者様に適したお食事形態を選び、
その形態を取り扱っている業者を探したり、自前調理したりすることをオススメします!

 

 

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