高齢者施設の介護食

2022年4月7日

2022年4月7日木曜日

皆さん、こんにちは!
Freppa(フレッパ)広報担当です!

皆様、高齢者施設内のお食事について、どれくらいご存知ですか?
人によっては、ゼリーの様なお食事を想像したり、
お粥の様な、飲み込むタイプのものを想像したりするなど、
人によって様々かと思います。

実際には、施設様によって、提供方法が様々な為、
一概にどういったお食事が良いという決まりは一切ありません。
ただ、高齢の利用者様ということもあり、
油っぽいものや、塩分の多い物などは提供しない様になっています。

既にご家族の方が高齢者施設の利用者であったり、
介護関係者の方である場合は、良くご存知かと思いますが、
本日は皆様に高齢者施設の食事を紹介したいと思います。

・一般的な想像
一般的には前述の通り、お粥やゼリータイプなどを想像する方も
一定いるとは思いますが、結論から言ってしまうと、
「一般的な家庭の料理と変わりはありません」

では、高齢者施設のお食事は、何が違うのかというと
栄養成分と量です。
通常の飲食店であれば、安くボリュームがあり、美味しいものが一番ですが、
高齢者施設のお食事となると、栄養成分が決まっている為、
ボリュームも限られた中で、安価で美味しいものを求められます。
当然利用者様によっては味が薄く感じるかもしれませんが、
栄養成分が決まってしまっている為、味を濃くすることはできません。
風味や食感などで美味しいと感じて頂ける様に、常にメニュー構成を考えています。

 

・似た料理が多い
高齢者様ですと誤嚥のリスクなども考えられる為、
固いものや水分の少ないものなど、喉に詰まらせやすいものは、
お食事として提供しない様にしています。
その為、水分の多い煮物、蒸し物は当然多くなる傾向にあります。
食材についても天ぷらなどを出せない為、お魚やお肉がメインで、
アレルギーの多い青魚系や、噛みづらい牛肉などは避けています。
その為、焼き魚と煮魚のローテーションや
鶏肉と豚肉のローテーションなどになってしまい、
月毎のサイクルの様になってしまうケースが多々あります。

しかし、弊社ではカレーライスやラーメン、丼物なども織り交ぜ、
出来る限り飽きない食事というのを目指しています。
また、今後はイベント食なども活発的に行い、
1日でも栄養素を関係無く、利用者様の食べたい物を食べれる日をご用意しようと
考えております。

 

・全員の食事が統一で無い可能性がある
利用者様の病態や身体によっては、当然食べられない食事が出てきます。
1名のみ塩分摂取量が異なっていたり、
複数名アレルギーを持っている方がいたりと、施設様によってバラバラです。
特に複数名の施設様で1名のみアレルギーがあるなどの場合には、
その方だけアレルギー該当料理が出なかったり、
栄養素を気にせず、施設側で用意したものを召し上がって頂かなければならないケースも
あるのかもしれません。

弊社では、個別の対応は1食単位で行っており、
例え1食でもお食事を召し上がって頂ける様に準備をしています。

この様に高齢者施設様のお食事は日々進化しており、
様々な業態、利用者様の状態にあったお食事が提供できる様に、
給食会社は常にお客様の求めるお食事を追求しております。

特に弊社では、お客様からの
「こんなお食事は用意できるのかな?」
「こういった料理はできないのかな?」
そういった要望や希望に近いお食事を提供できる様に、
毎月お客様にお食事の固さやお味などについてのヒアリングを行い、
常にお客様のことを考えたお食事をご用意しております。

少し不謹慎な話にはなってしまいますが、
高齢者の方々もいつ最期の食事となってしまうか分からない、
また、食事ぐらいしか楽しみが無いという方もいる中で、
どうすれば食事を通して、幸せになって頂けるか、
どうすれば最後まで、笑顔でいて頂けるかということを考えています。
私達の作った食事が最期の食事になってしまったとしても、
「美味しかった」と言って頂ける様に、
いつも利用者様を思いやった食事を目指しています。

 

 

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