水の味が異なるのはなぜ?

2022年6月7日

2022年6月7日火曜日

皆さん、こんにちは!
Freppa(フレッパ)広報担当です!

水に種類があるのはご存知ですか?
水には「酸性」「アルカリ性」「中性」の3種類の性質があります。
これは水に含まれる水素イオンの多さを示したもので、
酸性はpH1~6、中性はpH7、アルカリ性はpH8~14となっています。
お酢はpH2~3なので酸性、海水はpH7.4~8.1なので弱アルカリ性、
日本の水道水の基準はpH5.8~8.6と定められており、
pH9以上の強いアルカリ性の水は、胃酸の作用を弱めたり下痢を引き起こしたりするため、
引用には注意が必要です。

 

水には、もう一つ分類を分ける基準があります。
それはミネラル分の量です。
硬度が60未満で「軟水」、60~120で「中程度の軟水」、120~180で「硬水」、180以上で「非常な硬水」となります。
※日本では、100以下を軟水、101以上を硬水としています。

国の地形や地層により、大きく異なりますが、
日本の水は軟水、ヨーロッパの水は硬水が中心となります。
日本はミネラルの少ない火成岩が中心であり、
山の傾斜も急なため雨水が短時間で海まで流れ出ます。
そのためミネラルが水に溶け出す量が少なく、軟水が多くなります。
一方でヨーロッパはミネラルの多い堆積岩を主とした地層です。
地形の傾斜が緩やかであり、雨水は地層にゆっくり浸透してミネラルを吸収するため、硬水になります。

一般的には、軟水はクセが少なくまろやかな口当たりで、料理や飲用にも適しています。
硬水は高度が高くなればなるほど苦味などのクセが強くなり、和食には不向きです。
多量のミネラルが腎臓に負担をかけ、下痢を招く場合もあるので、慣れていない人は注意が必要です。
硬水には固い肉を柔らかくする効果もある為、洋風の煮込み料理などには最適です。

上記2点の分類から、水にはそれぞれ種類と特徴があることが分かります。
水の種類と特徴を簡単にまとめてみました。

・水道水
ダムや井戸水などをろ過・殺菌・消毒し、飲用できる様にした水
pH5.8~8.6と規格があり、通常の家庭で飲用されている水はこれに該当する

・ミネラルウォーター
ミネラル分を含んだ水
天然水とミネラルを添加した加工品

・炭酸水
炭酸ガスを含んだ水

・アルカリイオン水
電気分解によって作られたアルカリ性の水

・RO水
純水の一種で、RO膜処理によって不純物がろ過された水
飲用の他に料理などにも活用される

・精製水
純水の一種で、蒸留などの方法により塩素やミネラルなどの
不純物を除去した水
化粧品などにも利用される

・海洋深層水
水深200メートルよりも深いところにある水
食料品や化粧品、医薬品など幅広く活用される

ここまでの水の種類についてご紹介してきましたが、
ただの水道水を美味しくする方法もあるんです。

水道水には消毒効果を保つために残留塩素が入っている為、
臭いや味が気になることがあります。
カルキ臭を抜いてお水の味を楽しむ為には、以下の様な方法があります。

・煮沸する
やかんや鍋に水道水を入れて、蓋をしないまま5~10分ほど沸騰させます。
カルキが抜けて柔らかい口当たりになります。

・レモンを入れる
水道水にレモン果汁を入れると、塩素が分解されてカルキ臭が無くなります。
レモンの風味も加わることでさっぱりとして飲みやすい味にもなります。

どちらも簡単な方法となる為、是非一度試してみてください!

 

 

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