介護業界の人手不足問題

2022年4月13日

2022年4月13日水曜日

皆さん、こんにちは!
Freppa(フレッパ)広報担当です!

本日は少し給食業界から離れたテーマをご用意しました。
我々フレアサービスは福祉施設様に給食を提供している為、
「介護業界の人手不足」をテーマに、記事を書かせて頂きます。

☆介護施設では人手が足りているのか?

現在の介護施設で人手は足りているのか?
この問いに対する答えは「NO」です。
では、なぜ人で足りていないのか
答えは簡単で「少子高齢化社会」だからです。

少子高齢化とは、読んで字のごとく
子供が少なくなり、高齢化が進むことです。
介護施設は、この進んでいる高齢者が利用する施設で、
高齢者が増えれば増えるほど、介護施設の需要も高まります。

現在は、介護施設で勤務する介護職員が少なくなり、
逆に介護施設に入所する利用者が増えている為、
施設満床となっても、対応できる職員が少ないという事態が発生しています。
これが、介護施設で人手が足りていない原因です。

また、介護施設でお食事を自前調理している場合は、
調理員の募集も必要となります。
介護施設では、朝食の提供から始まる為、
朝は6時などに出勤が必要となり、普通の職よりも早い出勤時間となります。
その為、主婦や比較的高齢な層でないと応募が無く、
応募母数が少ない上に、勤務年数が短くなってしまうので、雇用が非常に難しいです。
調理員が不足すると、介護職員が調理に回ったりすることもある為、
介護施設では、常に人員で困っている施設などもある様です。

☆介護業界はなぜ人気がないのか

簡単に言ってしまえば「社会的評価が低い」からです。
平均賃金が他の職に比べて低く、
社会的に評価が低いというのが現状です。

「ただ世話をするだけ」と思われがちですが、
身体が不自由な方の介護となると、
身体一つで何人もの人を動かさないといけないということです。
自分の身体だけでなく、他人も動かすという
想像以上の肉体労働を強いられる上に賃金が低いとなると
当然離職率も高まってしまいます。

また、上記の様な過酷な環境から
当然現場スタッフ同士での衝突も発生してしまいます。
他者との連携ミスから亀裂が生まれ、
その亀裂が大きくなっていくことで大きな衝突が生まれたり、
ストレスが溜まり、他者との衝突があったりで、
人間関係が悪化してしまうケースもあります。

☆今後の介護業界の改善点

介護施設では、自動化を進め、働きやすい環境を整えています。
具体的にはITやシステム導入を行い、
人間ではなく、機械が自動的に作業を行う様にし、
時間短縮や工数削減を行っています。

外国人介護人材を積極的に受け入れも行い、
施設内で国際イベントなども開催したりしています。

国も待遇面の改善施策を行っており、
具体的には、介護福祉士資格取得の推奨施策として、
入学と卒業時に20万円を借入し、国家資格合格後、介護職で計5年勤務することで、
返済が免除されるという施策があります。

それでも離職率が下がらず、介護職の人気が落ちていく為、
施設では、介護職へ復職しやすい様に様々な取り組みが行われております。
離職率を下げることではなく、復職率を上げることにより、
介護職離れを防ごうとしているのが、今の現状です。

以上が介護業界の現状となります。
高齢化社会ということもあり、とても過酷な業界になります。
他企業へ営業をかけたり、パソコンでデータを打ち込む仕事とは異なり、
利用者様の生活や命にかかわる仕事となる為、
重労働かつ、細心の注意が必要な仕事で、心身共に疲れてしまう業種です。

現在の日本では、高齢者の介護施設の需要が非常に高まっています。
高齢者が増える度に施設も増え続けてはいますが、
職員の数が少ない為、1人当たりの業務が非常に重くなっています。
施設が増えれば増えるほど苦しくなっていくため、
今後も国として改善をしていかなければいけません。
入居様のご家族の方も職員の方との繋がりを持って、
お互い協力をして入居様の生活を支えられることが理想です。

 

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