海苔は日本人しか消化できない

2022年5月6日

2022年5月6日金曜日

皆さん、こんにちは!
Freppa(フレッパ)広報担当です!

皆さんは「海苔」という食べ物を知っていますか?
日本人なら当然知っていますよね?
お寿司や手巻き寿司にも使われていますし、
佃煮にして食べるなんてこともありますよね

では「生海苔」という言葉は聞いたことがありますか?
焼き海苔よりも知名度は下がってしまいますが、
佃煮で良く聞く「生海苔の佃煮」などは、
この生タイプの海苔を使用するんです。

昨今の日本では、海外の人々から寿司を代表料理と認められ、
多くの外国人にお寿司を食べて頂いていますが、
お寿司に使用しているのは焼き海苔です。
海外の人々が生海苔を食べているのは、
あまり見かけることはありません。

では、なぜ生海苔を食べている外国人がいないのでしょうか・・・
それは、「海苔を消化できるのは日本人だけ」だからです!

☆海苔を消化できるのは、日本人だけ!?
海苔には、多糖類が含まれています。
これを分解できるのは、海洋性バクテリアのみでしたが、
それと同等の消化酵素を作る遺伝子を備えた微生物を
日本人は腸内に持っていることが分かりました。
これは、日本人が過去に海苔を生食していた為、
長年かけて分解する酵素を身にみつけていったと考えられます。
結論から言うに「海苔を食べる為に体質を変えた」ということです。

☆海外の人は海苔を食べられないのか
お寿司に使われている焼き海苔であれば、問題無く食べられます。
韓国海苔と呼ばれる韓国特有の海苔もありますが、
こちらも焼き海苔となっており、生で食べるのは日本人だけです。

海外の人々が生海苔を食べた場合どうなるのでしょうか?
特に大事に至ることは無く、消化されずに体外へ排出されるだけです。
消化することで栄養成分を吸収しやすくなりますが、
消化されないから体内に残り続けるということはありません。
しかし、例え日本人であっても腸内環境は人それぞれの為、
人によっては食べられない人がいたり、
過剰摂取することで体調に異変が出る場合があります。
生海苔を食べる時は、適度な量を摂取する様にしましょう。

☆海苔の食べ方や効果は?
海苔に含まれるヨウ素には新陳代謝を活発にしてくれ、
脂肪の燃焼効果があるとも言われています。
栄養豊富で、低カロリー、かつ、
タンパク質やミネラル、ビタミンも摂取することができます。

海苔の食べ方としては、梅干しと一緒に食べることがベストです。
梅干しにはクエン酸が含まれており、
食べ物をエネルギーに変える働きを非常にスムーズにしてくれます。
その為、おにぎりとして食べることが定番かつ最も効果的に
海苔の栄養補給を行える方法だと言えます。

また、海苔の中に含まれる葉酸は、がんなどの発生を抑えてくれる為、
将来的にとても良い働きもしてくれます。
魚介類に含まれるビタミンB16やビタミンB12と一緒に摂取することで、
細胞修復効果もスムーズとなる為、お寿司は手軽に美味しく葉酸効果をアップできます。

☆海苔の加工種類
前述の生海苔について、殆ど説明してしまっていますが、
その他にも、加工した海苔があります。

「乾燥海苔」は、収穫した生海苔を綺麗洗浄、裁断し、均等の厚さにし、
乾燥をさせたものになります。
板海苔とも呼ばれており、一般家庭ではあまり使用されてはいません。
使用方法としては、焼いてから使用する形になるので、
一般的に使用されている焼き海苔の前段階という様なイメージです。
ただ、使用直前に焼くことで風味が良くなる為、
お寿司屋さんなどでは、乾燥海苔を焼いてから使うようなお店もあります。

「焼き海苔」については、既に皆さんご存知かと思いますが、
一般的に使われる海苔が焼き海苔となります。
おにぎりに巻いたり、麺類のトッピングに使ったり、
刻んで丼にかけたりもあります。

「味付け海苔」についても、皆さんご存知なのではないでしょうか?
焼き海苔にタレなどで味付けをして、更に乾燥をさせたものになります。
パリっとした食感と味を楽しめますが、調味料によっては、
湿気を吸いやすくなってしまいます。
味付けがされており、ご飯ともあう為、
お子様や海苔を好まない方にも人気の加工方法となっています。

「青海苔」は、アオノリ類の海藻を洗浄した後に乾燥させたものです。
お好み焼きやたこ焼きなどに使われる粉状の青のりは、
乾燥させた後に粉砕させたものになります。

以上が海苔が日本人しか消化できない理由とその他雑学です。
海苔が日本人しか消化できないなんてビックリですね
しかし逆に世界の人々では出来て、日本人に出来ないことなんかもあります。
今後はそういった話題についても触れていくので、
次回のコラムも楽しみにしていてください!

 

 

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